【2022/11/16】獅子座下弦の月

星の流れ

 11月16日 22時26分頃 獅子座で下弦の月でした。
 下弦の月では、自分の気持ちや想いと向き合うことが多くなるでしょう。それが、思い描いている自分自身や周りから見る自分とは違うと強く感じることが増え、強いジレンマを抱くことになることも。

 心の葛藤が強く、悩むことも増えそうですが、自分の想いに正直で、自分自身にも正直で、そんな自分でいることを大切にすれば、心の負担は軽くなっていきます。

 ただ、感じていることを自分自身に落とし込むまでには時間がかかりそうです。

 詳しく書いていきます。

本当の自分とは

 本当の自分は、思い描いている理想よりも、情けないものかもしれませんし、汚いものかもしれません。この下弦の月では、普段は見ることのできない深層心理を見ることになるでしょう。

 太陽は蠍座25度『X線』という、物事をじっくりと観察し、深層にあるものを見る力を表すシンボルであり、家族や家、深層心理を表す4ハウスに水星や金星と重なり滞在しています。

 また、太陽は、魚座の木星や海王星とは協力的で、山羊座の冥王星を合わせると小三角形を作っているため、このエネルギーに乗ってしまえば、自然と導かれるままに、進むことができるのですが…

 太陽や月は土星と葛藤の配置を作っていますし、下弦の月のホロスコープには緩くですが、ヨッドが2つ出来上がっているため、一筋縄ではいかないことを表しています。

自分をどれだけ受け入れられるのか

 月は獅子座25度『砂漠を横切る大きなラクダ』という、孤独を恐れず目的に向かって進む力を表す度数で起こっています。

 また、自分自身を表す1ハウスにあるため、困難に立ち向かうことができる意気込みを感じさせる配置ですが、そこには、深層心理にある自分の想いとの葛藤、また周りとの繋がりや人間関係からのプレッシャーなどもあり、強いジレンマを同時に抱く配置にもなっています。

 一言で言えば、精神的に辛さを感じやすい配置です。獅子座の月は、自身のプライドや自信が何よりも自分を支えるものとなりますが、それを否定されることや自分自身で自分を責めてしまうこともありえます。

 色々な想いや複雑な感情を抱くことになると思いますが、それをどれだけ自分自身が認められるか、受け入れていけるのかどうかが鍵となるでしょう。

 双子座の火星が、土星との葛藤を和らげてくれる配置になっているので、11ハウスにあるので、仲間や友人との活発なおしゃべりは、葛藤を軽くしてくれます。

 不動宮が多い配置なので、つい、内に溜め込んでしまうことが多くなりますが、仲間や友人とは話したいことをどんどん話してみてください。

 そうすれば、気持ちは軽くなりますし、どうすればいいのか策も出てくるでしょう。

変わらなければ変わらない

 最後に。MCにドラゴンヘッドが重なっていて、天王星とも近くにあります。

 今の時期は、どうしても否定したくなる気持ちの方が強くなりますが、変化するしかないことがたくさん周りにはあるはずです。

 その変化を拒めば苦しいだけ。
 その変化を受け止めつつ、余計な感情は捨て、自然の流れに身を任せていくことでしか、自分の苦しさやジレンマは解消されないでしょう。

 自分にこだわることは、自分を貫くことでもありますが、それが自分らしさであるとは限りません。自分であり続けることが正しいとは言えないのです。

 そんなことを感じるタイミングになりそうです。

獅子座下弦の月まとめ

 ジレンマや葛藤を強く抱き、自分自身の深層心理を見つめる機会も増えるでしょう。波に乗ってしまえば、大差ないことかもしれませんが、受け入れ難いことがたくさんありそうです。

 周りからのプレッシャーや理想とする自分との葛藤も強くあります。ただ、変わるしかない部分もたくさんあって、周りの状況ばかりの変化が目立つことも。

 自分を貫くことは信念を貫くことでもありますが、果たしてそれが自分らしいかどうかは定かではありません。自分にこだわり過ぎていると、墓穴を掘ることもあるでしょう。

 感じている自分自身の感情や想いには素直になって。情けなくても、信じられなくても、今の自分が感じていることは、本来の自分らしさに通じるものがあります。

 自分と信じがたい自分と向き合って。辛い時には、友人や仲間に話を聞いてもらって。変化を受け入れて。その後は、気持ちが軽くなって、あっという間に落ち着くところに落ち着いていくでしょう。

 また、パートナーシップにおいては、自分を受け入れることは相手を受け入れることに。相手を受け入れることは、自分を受け入れることにもなりそうです。

 福本泰子

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