6月21日は夏至でした。
夏至は、陽が極まって陰に転じていくタイミングです。
ホロスコープを見ると、とっても優しい心根を感じるもので、優しさやいたわりの気持ちは、今後のテーマになることが伺えます。
その優しさは、自分自身に対してでもあります。自分自身に優しく、どんな傷や悲しみを背負っていたとしても、それを受け入れて認めていく。
また、素直な気持ちでいることも、幸運を掴むきっかけとなるでしょう。
詳しく書いていきますね。
素直な気持ちが現実を作る
夏至図では、月が木星や海王星と重なっていて、チャートルーラーである射手座の守護星である木星は、潜在意識や家族のことを示すICに重なっています。
私たちの根本的な心根を表す場所に木星が重なっているので、幸せであることは大切なことですし、木星は良くも悪くもジャッジせず、自身の底にある想いに光が当たります。
そのため、自分がどんな気持ちでいるのかとか、自分のバックグランドはどんなものなのかとか、自分自身がどういう人なのかを、他でもない自分自身が知ることになるでしょう。
自身の土台になる4ハウスに火星とキロンが重なって滞在しているので、自身の負った傷と向き合うこともありそうです。
でも、それは決して悪いことではなく、むしろ、それさえも自分自身であると認めることで、本当の意味で自分自身を愛することもできます。
キロンは癒しの天体でもあるので、しっかりと向き合うことで、自分を癒していくこともできます。また、家族との時間も癒しとなるでしょう。
これから先、夏至図は秋分までの3カ月の流れを示しますが、素直な気持ちで、どんな想いも、自分自身だと認め、気持ちを込めて楽しむことで、好ましい現実を作ることができます。
正直でいるだけでなく、どんな自分も愛してあげる。それができれば、自然に物事は収まる所に収まっていくでしょう。
他人は自分の鏡
夏至図では、太陽だけがホロスコープの上半分、対人関係を表す7ハウスに滞在していて、リリスとも近い位置にあるので、他人の嫌なところや罪悪感と向き合うことにもなりそうです。
また、太陽は月や海王星と葛藤の配置になっているので、心迷うことや混乱することも出てくるでしょう。土星とは協力的な配置になっているので、迷って戸惑ったとしても、地道に努力をする事を忘れずに、自分自身を律することを忘れなければ、間違ったとしても修正することができますし、欲や願望に呑まれることもありません。
どこかで、自分を律し、正す姿勢も大事になってくるので、迷いや不安、罪悪感や欲と向き合うことはありますが、それを自分の中で上手く解消する術を見つけるて、対応していくしかありません。
どんなに醜い感情でも、自分自身にあるものを否定することはできません。否定してしまえば、それは追ってくることになります。
夏至以降、怖いと思うことや向き合いたくないものと、向き合いざる負えないこともありますが、そもそも、人の中には様々な自分が存在していて、その自分を認めコントロールすることが、自身のバランスを保ち、陰陽を飼いならしていく行為なのかなと私は考えています。
どんな自分もただ愛してあげる
自分の良い所も悪い所も見る機会が増えるでしょう。その分、自分を好きになることもあれば、嫌いになることもあるかもしれません。時には人が自分のことを教えてくれることもあります。
どんな自分も、他には変えようがない「自分自身」です。どんな自分も否定してもしょうがないですし、ただ愛してあげるだけでも、人生の色どりは変わっていくでしょう。
結局は、自分自身が人生を作り上げ、どんな経験も無駄ではありません。だけど、社会や世界と関わって、一人の自分として世界に存在するのであれば、軌道修正や理想の自分に近づくための努力は必要でしょう。
自分と向き合う3カ月にして。自分を変える3カ月にしてみてください。
ご参考までに☆
福本泰子
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