【占星術入門:天体】月

西洋占星術

 ホロスコープを読むためには、必要最低限の知識の獲得が必須です。
 星を読めるようになりたいと思われている方向けに、基本的な知識を書いています。

天体:月

 星を読むためには、天体のことを知る必要があります。天体は、ホロスコープの中で、重要な役割を担っていて、天体を中心に意味を紐解いていきます。

 天体は全部で10個ありますが、その中でも月は、一番最初に触れる天体でしょう。

 月の公転周期は28日です。
 公転周期が速いため、1つのサインに2,3日しか滞在しません。

 2,3日でサインが変わるため、天体の意味としても、移ろいやすい情緒や感受性、気分などが上げられます。

 その他、性格、身体、女性性、過去、癖などを月は担当します。
 深く読むならインナーチャイルドなども挙げられます。

 月は年齢域では0歳~7歳頃までを指し、月を読むことで、幼少期の頃の性格や癖、過去を紐解くことができます。

月は一番身近な素の自分

 誰にでも家の顔と、外での顔があるでしょう。
 場面や環境ごとに、誰しもが、場に合わせた仮面を持っています。

 その仮面の中でも、月は、素の自分を表し、気が抜けた時の自分自身やお家での顔などは、月のサインを読むことで、紐解くことができます。

 月が、太陽や火星などとサインが真逆だったりすると、素の自分と仕事などで頑張っている自分とは、人が変わるように感じることもあるかもしれません。

月は欲しがる

 よく、月は満たすものと言われます。
 実際に、月の示す事柄は、枯渇すると欲しくなります。

 月は、受けとるだけの天体なので、とにかくなくなると欲しくなります。
 しかし、満たされ過ぎると怠けるのも、また特徴です。

 また、欲しいものばかりを求めるのも、全体的なバランスは悪くなります。

 頑張ることがあるからこそ、月のエネルギーチャージは、幸福感を与えます。

 ただ、どうしようもない孤独感とか、寂しい気持ちで胸がいっぱいなら、まずは、月を満たしてあげるといいでしょう。幼少期にもとても大切な天体になので、幼少期の月は、特に意識してあげると良いかと思います。

月を読むコツ

 月のサインで、素の性格が読めます。
 例えば、火のサインが多い人でも、月が蟹座なら、家族想いで、家族や仲間との結びつきは欠かせません。アグレッシブルで強気に見えても、家族や守る人がいないと、根本的には頑張れなかったりします。また、根は優しいのも特徴になるでしょう。

 月は、他の天体の影響を、とても強く受けます。
 とくに、ハードアスペクトが多い人は、幼少期に過酷な経験をしている場合が多く、それゆえ、メンタルがタフになっているなど様々です。

 月の年齢期に根付いたものは、大人になっても素質として持っていることが多いです。
 

 心理学でも、幼少期の経験は大人になっても、その性質が強く残っていることが多いです。
 そのため、月は丁寧に扱う方がいいでしょう。

 自分を読む時も、人を読む時も、月は丁寧に読み解き、伝えてあげるといいでしょう。

月を読むコツ②

 実際に月を読む時は、大人なら性格や特性、身体のことなどを話す時に役に立ちます。

 全体を見て読み解く必要はありますが、先ほどの火のサインが多く、活発に見えるホロスコープの持ち主でも、月が蟹座なら、実はとても人の気持ちに敏感で、他者の目線を気にしていますし、家族や仲間との関わりがないと寂しくなってしまいます。

 全体を見渡して、月のサインやアスペクトを確認し、必ず必要な時間として伝えてあげると、読み解いてもらった人は、「確かに!」と納得してくれることも多いと思います。

 素の自分を言い当てられると、自分を分かってくれているように感じるでしょう。
 月は、根っこの部分なので、普段は隠している人も多いはずです。

 ある意味、月は素の自分を曝け出すポイントになります。
 だからこそ、月は丁寧に読む必要があるし、自分の人生にとっても、大切な天体となります。

 終わり

 

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