【2022/5/16】蠍座満月

新月・満月

 5月16日 13時13分頃に蠍座で満月です。
 今年2回目の蝕を伴うタイミングです。何か自分の中でリセットされることや改められることがあるでしょう。蝕は半年間影響を及ぼし、私たちに長く取り組むと良いテーマを伝えてくれます。

 5月は2回の蝕を伴う新月、満月があります。それぞれ、牡牛座と蠍座で起こっていますので、「豊かさ」「お金」「愛」など、根本的な私たちの源になる部分での変化が、5月は特に起こりやすいです。

 また、蠍座の満月においては、「クレイドル(ゆりかご)」と呼ばれる複合アスペクトが満月に対して描かれているので、満月の葛藤をやわらげ、何かしら人の助けも入りやすいタイミングとなります。

 満月は、水瓶座の土星の葛藤を強く受けているので、理想と現実とのギャップに悩むことが増えそうですが、葛藤は「自己への追求」でもあるので、自分自身と真摯に対話してみるといいでしょう。その葛藤を、和らげてくれるのが「他者」であり、自分を心から喜ばせることでもあります。

 順番に書いていきますね。

理想と現実とのギャップと向き合う

 月は蠍座26度『キャンプを作っているインディアンたち』という、身軽になって新しい環境に飛び込む度数で起こっています。

 何かしらの変化が、5月に起こった人は多いと思います。環境が変わらなくても、心境が変わった人もいるでしょう。

 そうした、新しい環境や心境の変化により、様々なことを感じ、考えていることがあるでしょう。今、感じていることや考えていることと真摯に向き合うと、これから先の具体的なビジョンが浮かんできます。

 蠍座の月は、見えにくい心の本音を照らし、本当はどうしたいのかを全身全霊で受け止めることができる月です。だからこそ、目を背けずに、真摯に自分と向き合って。

 対する太陽は牡牛座26度『恋人にセレナーデを歌うスペイン人』という、身近な愛する人に豊かな自己表現を試す度数で起こっています。

 今、感じていることや考えていること、自分の想いを伝えたいという意欲が高まっています。

 また、土星からの葛藤によって、「理想の姿」と「現在の立ち位置」のギャップを感じ、なりたい姿があっても、なかなか考えているようにはいかず、どうすればいいのかと迷うことがあるでしょう。

 その葛藤は、自分と向き合う行為であり、簡単に手放していいものではありません。
 時間をかけてゆっくりと、自分と向き合うことで、何が大切なのかを見逃さないで。

 また、外に目を向けて、様々なことを感じる機会を設けてみることや自分を喜ばせることが、迷っている答えへと導いてくれることがありそうです。

まずは、試してみる

 蠍座の満月では、とにかく真剣に考えることが多くなるので、その結果、固くなりすぎてしまいやすいです。

 自身の気持ちや感情、在り方や生き方、「豊かさ」について理想の姿を考え、調整をしていくことが大事な時ではありますが、考えて終わるのではなく、考えていることを、ぜひ試してみてください。

 どうせ叶わないとか、どうせ無理だと諦めるのはもったいない時で、やってみたいことや表現をしたいことがあるなら、どんどんと試していくと良いでしょう。

 理想の姿とは離れているかもしれませんが、外の世界は優しく受け止めてくれます。

 また、あなた自身が優しくされる機会、相手から気付かされることも多いので、外の世界との関わりの中から、様々なことを受け取って学ぶ機会を作っていきましょう。

 世界の捉え方や他者との関係性の築き方さえ、自分自身が勝手に創り上げていたものであることに気付くでしょう。

蠍座満月のまとめ

☆「理想」と「現実」とのギャップには真摯に向き合う。
☆感じていることや考えていることから目を背けない。
☆自分の大切なものに気付く。
☆外の世界との繋がりを楽しんで。喜んで。
☆自分を喜ばせる。
☆人間関係では嬉しいことも悲しいことも、とにかく感じたことには素直になる。
☆在り方、生き方、愛、豊かさについて、自分の本音の部分と真剣に向き合う。
☆今は困難が多くても、結果的には何とかなる運気。
☆それも、自分の心次第。
☆他者からの学びも多い時。

福本泰子

 

 

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