【2022/9/23】秋分

星の流れ

 9月23日は秋分の日です。占星術では、1年の半分地点。秋分図を見ることで、冬至までの3カ月の流れを見ていくことができます。

 秋は、実りと終わりを示し、冬や春に向かって準備を始める時。 何を残し、何を捨てるのかを選別していく時です。

 秋分図でも「始まり」を示す流れがあります。また、秋分以降は、自分のできることで社会の役に立つこと。人との繋がりを通して、学びを得ることも示されています。

 詳しく書いていきますね。

自分にできることで世の中に役に立つ

 秋分図では、10ハウスに太陽、水星、金星の3天体があって、2ハウスにある山羊座の冥王星から「再生」が投げかけられています。

 冥王星のサビアンシンボルは山羊座27度『山の巡礼』という、最終目標へ向けて苦しさを乗り越える度数です。また、金星は乙女座23度『動物のトレーナー』という、本能、癖、行動パターンなどを理想の形に矯正していくことを表す度数で起こっています。

 また、秋分図は、太陽が天秤座に入室した時の配置です。天秤座は、人のために人に合わせて動くことができる星座。そこには、誰かのためにというよりも、世の中の流れや周りの空気を感じて、必要なことを行うという合理的な一面もあります。

 そのため、感情で考えるよりも、今、自分が持ち合わせている能力を、目的や目標も含め、社会に合う形で表現することが大切になります。

 太陽は牡羊座の木星と向かい合い、金星は魚座の海王星と向かい合っていて、木星も海王星も、私たちの潜在意識を表す4ハウスにあります。

 私たちの根本的な豊かさや愛情、夢や理想を源とし、何を目指して頑張ってきたのか、何を目指して自分自身を鍛え、どんな力を身につけてきたのか。

 そういった今までの流れや根源にある想いを元に、世の中のために何ができるのか、人のために何ができるのかを考え、実践していく流れとなります。

 10ハウスに太陽があるということは、「社会」を意識せざる負えません。
 社会のために自分の力を使い、自分を表現するからこそ、今の自分に何ができるのかを再確認することもできます。

 ぜひ、これからの3カ月は、自分の力を活かして、できることを始め、より喜ばれる形にブラッシュアップしていくことが、仕事や役割の中で追求するといいでしょう。

人に頼る、協力してもらう。

 秋分図では、7ハウスに双子座の火星。その火星は3ハウスにある水瓶座の土星と協力的です。

 7ハウスは対人関係の部屋。3ハウスはコミュニケーションや知性の部屋です。
 会いたい人と会って、話したい人と話す。学びたい人から学び、情報を得る。「知識」や「学び」、「会話」や「情報」は、自分自身への刺激になりますし、学ぶからこそ、何を自分を変えるきっかけにもなります。

 また、分からないことや自分一人ではどうしようもないことは、それに精通した人に聞くといいでしょう。自分の中では形にならなかったものが、人と話、人と会うことで、見えてくる「形」があります。

 火星や土星は、キロンと小三角形も作っているので、人と会って、素直な気持ちを話すことで、自分の純粋な部分や子ども心が癒されます。

どれだけ自分のプライドを捨てられるか。生活を変えられるか。

 獅子座の月が冥王星から150度。訓練を投げかけられています。

 獅子座は、自分の意志を元に生きているところがあって、社会への自己表現は、どこか独りよがりになりがちなところもあります。

 それが、「ブランド」にもなりますが、求められていないことをやっても仕方がありません。自分の世界を舵取りできるのは自分だけ。のままの自分で本当に目標や目的を達成できるのかを、考えてみるといいでしょう。

 捨てるもの、残すものの選別は、とても重要になるタイミングとなります。

 健康や仕事、調整を表す6ハウスに牡牛座の天王星とドラゴンヘッドが入室しているため、新しい仕事や新しい健康法、新しい生活スタイルを取り入れることになる人も。

 それが、今後の新しいご縁に繋がることもあるでしょう。ただ、天王星は土星と葛藤の配置になっているので、新しいものは、自分の考えを変えていく起爆剤になることもありそう。

 秋分からの3カ月、自分の力を社会で活かし、人から学び、人に頼って、新しい何かをスタートさせることで、より自分らしい「何か」を作り上げることになるでしょう。

 源にあるのは豊かさや愛、夢や理想となるのも忘れずに☆

 ご参考までに☆

 福本泰子

 

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