3月29日 11時32分頃 蟹座で上弦の月です。
月が蟹座にある時は、感受性が豊かになる一方で、感情的にもなりやすく、少し注意が必要でもあります。
上弦の月は、少し離れていますが、火星と月が重なっているので、感情的になってしまうことがいつもよりありそう。
ただ、土星と協力的な配置にもなっているので、カッとなっても、考える時間や話し合う時間を持てば、冷静になることができるでしょう。
考えるよりも、感覚や直観が生きるタイミングです。
共感することから始まる
相手の気持ちって、普段どれぐらい感じているでしょう?
それよりも、相手に分かってほしい気持ちの方が強くないですか?
もしくは、自分の気持ちなんて分かってもらえないと嘆くことはありませんか?
自分の視点だけでは物事は見えにくい時で、相手の視点に立って物事を見ることが、相手への理解を深め、絆を深めていくチャンスです。
月は蟹座9度『水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女』という、親しい人の心に直接触れ、共感しようとする度数で起こっています。
まずは「共感」してみてください。相手の気持ちに触れることで、相手のことをもっと好きになるかもしれませんし、逆に嫌になることもあるかもしれません。
火星も重なっているので、その傾向は、もっと強くなるかもしれませんが、土星が調和的な配置を取っているので、良い落しどころが見つかるでしょう。
例え、感情的になったとしても、よく考える時間や話し合う時間を持つことで、冷静になって相手を見ることができます。
本質を考える
太陽は牡羊座9度『水晶を見つめる人』という、物事の全体像を眺め仕組みを知る度数で起こっています。全体を見つめ、観察したものを頭の中で再構築し、その本質的な意味を自分なりにまとめることができるシンボルです。
感じたことや考えたこと、共感したことをきっかけとし、「じゃあ、どうするのがいいの?」と自分に置き換えて考えてみてください。
自分の視点だけでは見えていなかったことが、他者に共感し、気持ちを味わうことで、自分だけでは見えていなかった世界が見えるでしょう。
見えた世界が自分に合っているのか、合っていないのかはわかりませんが、共感し納得した答えは、自分自身に置き換えて、環境や立場を考えるきっかけになります。
蟹座の上弦の月では、他者への共感の気持ちを大切にし、他者との絆を深めるとともに、自分の立場や環境、振舞いなどを考えるきっかけを得ます。
新しい風も吹いてきますし、すでに新しい環境に揉まれている人もいるでしょう。
「新しい」ことは、最初は怖いかもしれませんが、見ようとしていなかっただけで、優しい気持ちはどこかしこに散らばっています。
その「優しさ」に気づくだけで、報われた気持ちになることもあるかもしれません。「優しさ」は侮れません。カサカサした心を潤してくれますし、やる気にもさせてくれます。
人との関わりを恐れずに。
どんな時でも、人の「優しさ」は近くにもあるものです。
福本泰子
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