次の新月に向かって、乙女座下弦の月では、過去と向き合うことが多くなります。
過去は、過去。そう思えれば楽なのですが、固く守ってきたものに対する変化は、牙をむくこともあるかも。
ただ、社会的な流れで、変化せざる負えないこともあれば、立場が逆転してしまうような事もあるので、牙をむいている場合でもなく、向き合わなければいけないことは向き合わないといけません。
詳しく書いていきます。
月の強い手放し
月は乙女座13度『政治運動を制圧する強い手』という、強い指導力を発揮し難局を乗り越える度数、カリスマ的な存在を表す度数で起こっています。
緩くですが、月はリリスとも重なっていますし、火星とは葛藤の配置になるので、今まで溜まっていたものが溢れ出て、手厳しいことを言われること、言うことがあるかもしれません。
全体的には、自己改革、社会的な変容を表す配置もあるので、世の中の流れも忙しそうなのですが、それを大きく受け止めることはできます。
ただ、固く守り続けていたもの、ダメだと思って続けていたことがあるなら、メスが入るでしょう。
「それ、これからも必要ですか?」と手厳しい現実を見つめさせられます。
射手座13度『明るみに出る未亡人の過去』
太陽は火星と重なって、対人関係や社会の窓を表す7ハウスに位置しています。
シンボルは、未来に向かうために過去を清算することや未解決の問題を次のサイクルに入る前に片付ける度数で起こっています。
対人関係の部屋にあるので、他人を通して、自分の過去と向き合うことがあるでしょう。
過去と向き合うことは、決して悲観的なことではなく、むしろ、もともとの自分が求めていた姿かたちを思い出させてくれるきっかけになります。
それが、これからの未来の希望となって、自分自身を元気づけることになります。
人間関係は、金星と冥王星が葛藤の配置になっているので、急な関係性の変化や執着などが出てくる可能性もありますが…。
どんなことを自分は望んでいたのか。
本当はどうしたかったのか。
そんなことを思い出すことがありそう。
守っていたものは姿形を変え、現状は惰性的になっていたのかもしれません。
本当は分かっていたことなのに、見てみぬふりをしていたのかも。
それが分かれば、これからどうするのか。
そのままでいいはずはなくて、きちんと向き合って考えていくことです。
余計な物は捨て、本来の自分の気持ちを取り戻す。
そういったことが、次の新月まで起こりやすくなっています。
自分から逃げない。
それが、大切です。
ご参考までに☆
福本泰子
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